レビウ

ミスト フランク・ダラボン監督 スティーブン・キング原作

→デイヴィッド親子はスーパーマーケットへ買い出しに向かう。気付くと店外は深い霧。男が逃げ込んできて叫ぶ。「霧の中に何かがいる!」と。 http://www.mistmovie.jp/ 真夜中にみた!面白かった!観客五人! 人外のモノに囲まれて密室状態モノ。まあ正直、…

世界史概観 上・下刊 H.G.ウェルズ 岩波新書 (2007回顧ベスト10)

世界史概観 下 (岩波新書 青版 600)作者: H.G.ウェルズ,長谷部文雄,阿部知二出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1966/07/20メディア: 新書購入: 10人 クリック: 29回この商品を含むブログ (12件) を見るウェルズ先生の世界史。 先生が自分史観で大編集してざ…

大江戸綺人譚―のっぺら女房 鳴渡雷神於新全伝 もりもと崇 小池書院(2007回顧ベスト10)

大江戸綺人譚―のっぺら女房 (時代劇漫画刃)作者: もりもと崇出版社/メーカー: 小池書院発売日: 2006/10/20メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 25回この商品を含むブログ (13件) を見る 鳴渡雷神於新全伝 第2集 (時代劇漫画刃)作者: もりも…

 おおきく振りかぶって おまけ

今回の大会では西浦高校は優勝できないと予想してます。そりゃ西浦高校のメンツは応援したいけれども、戦術野球マンガとしての今までの進行から考えるとそんな甘い展開はないんじゃないかなあ。

 おおきく振りかぶって 現9巻 ひぐちアサ アフタヌーンKC(2007回顧ベスト10)

→西浦高校の野球部は新入生ばかり10人、監督は若い女性。キョドる三橋の球を受けた阿部は言う。「後は、ボールをとってくれる野手と、1点入れてくれるバッターがいれば、甲子園へ行ける!」おおきく振りかぶって (1)作者: ひぐちアサ出版社/メーカー: 講談…

 独白するユニバーサル横メルカトル 平山 夢明 光文社(2007回顧ベスト10)

収録作:C10H14N2(ニコチン)と少年乞食と老婆/Ωの聖餐/無垢の祈り/オペラントの肖像/卵男/すまじき熱帯/独白するユニバーサル横メルカトル/怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男独白するユニバーサル横メルカトル作者: 平山夢明出…

 グラインドハウス ロバート・ロドリゲス&クエンティン・タランティーノ (2007回顧ベスト10)

→wikihttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9 USA2本立て版を見ました。B級映画パロディ馬鹿騒ぎアクション映画。 「プラネット・テラー」は悪趣味ゾンビアクションで「デスプルーフ」はカ…

 ヨルムンガンド 現3巻 高橋慶太郎 サンデーGXコミックス(2007回顧ベスト10)

=我は世界蛇。我が名はヨルムンガンド= 『フラフラと「矛盾」した事を喋ってもイイのは、数多の職業の中で武器商人だけ』→武器を憎む少年兵ヨナは武器商人ココの私兵団に加入する。9人は世界を巡り、交渉と抗争を繰り広げる。あとおしゃべり。 ヨルムンガ…

DOPE! 「LIFE」 「GROUP THERAPY」 「AMERICAN APATHY」(2007回顧ベスト10)

マリリン・マンソンやロブ・ゾンビなんかのいわゆる打ち込みヘビィロックのフォロワーとされがちなバンド。 食わず嫌いだったけど、聞いてみるとこれが意外と安定にヘビィロックしてた。 ザクザク重低音のリフと口数の多いボーカルが好き。この辺の快楽追求…

セルドウェラー!(とサークルオブダスト) 「CELLDWELLER」「DISENGAGE」(2007回顧ベスト10)

「CELLDWELLER」も「CIRCLE OF DUST」もKLAYTONの一人プロジェクト。ジャンルはゴス+インダストリアルメタルになってるけど、打ち込みロックってざっくりくくっていいと思う。テクノ・ダンス寄りミクスチャーでセンスが世紀末サイバー。って言うと説明終わり…

おまけ

こちらはコロンビア出身のシャキーラ。スペイン語版も独特の響きでいいね。(PVは英語メインだけども)

ロシアのポップスを聞いた! ヨールカ elka 、グリュコーザ glukoza(2007回顧ベスト10)

ロシアのポップスを聞いてましたよ!世の中便利! 氷と共産主義のお陰か、ロシアの音楽てのは妙な方向に盛り上がってるようで、ある種色物なグループがはっちゃけたエレポップを歌ってたりする。 でもそのわりにロシア民謡調が抜けきれてなくて、明るい曲で…

1.ライバッハ! 「Jesus Christ Superstars」 「WAT」 「ANTHEMS」

ライバッハは旧ユーゴ、スロベニアのインダストリアル・EBM系ユニット。芸術集団?らしいんで音楽は表現活動の一環みたい。 ほとんどドイツ語で何言ってるか判んないのだけれども、真っ当なことを言ってるんではないってのは判る(;´Д`) オーケストラ+バリト…

2007回顧ベスト10する!

一年以上間が空きました。 2007年に見た聞いたものベスト10を記録しておきます。備忘録を兼ねて。2年ぶりだ。 ルール。2007年に自分が接したものから順不同で10個をピックアップします。実際の製造年は問いません。 ジャンルのくくりもいい加減。

つづき。中世キリストのガチガチの謎掛け物ではないです。活劇ものでした。ソフィーてアメリの人がやるんだね。

ダ・ヴィンチ・コード上中下 ダン・ブラウン 角川文庫

ダヴィンチコードというよりソニエール・コードでいいと思いました。出てくる暗号の殆どがソニエールさん作なので。

 宇宙戦争 トム・クルーズ ダコタ・ファニング S・スピルバーグ 監督

ああ、これはかなり好き。ただ、アメリカと、世界が蹂躪されるだけ。 ドーン・オブ・ザ・デッドは一夜にして世界が終わったけども、こちらは終わる数日間の個人的な逃亡の話。感覚的にはエイリアンとか遊星からの物体Xとかの「怪獣物」に近くて、凡人以上タ…

愛の年代記 塩野七生 新潮文庫

13〜16世紀イタリアの恋愛をテーマにした歴史短編集。色んなところから題材をとっているみたい。愛人ながら一人の男を愛しつづけることによって大公妃になった女性の話「大公妃ビアンカ・カペッロの回想録」や、「レパントの海戦」でも活躍する海賊ウルグ・…

 少年トレチア 津原泰水  集英社文庫

津原泰水の長編ホラー幻想。 →巨大新興住宅地・緋沼サテライトは沼の上に建っている。この清潔な小都市には「少年トレチア」なるフォークロアが存在する。子猫の惨殺も白鳥の死も行方不明者もトレチアからやってきた少年の仕業。トレチアと話したという少女…

オープン・ウォーター クリス・ケンティス監督

うっわ、寒い。(←いい意味で)「若夫婦がスキューバに言ったら取り残されちゃった!飢えと疲労とサメが来たよ!」 というあらすじ。ドキュメンタリータッチの低予算映画で、”成功したブレアウィッチ”といった塩梅の作品でした。潮に流されて、喧嘩し始めて…

第三の嘘 アゴタ・クリストフ ハヤカワepi文庫

「悪童日記」(→log)の続編という位置付けの二作、まとめて。 「悪童日記」を読んでいた時に、「まさか***十*と同様オチが待って無いだろうな、まさかな、そんな一発芸な」と思ったんだけども、後の二作になってから大分そっちの方向にいってて驚いた。ただ…

ふたりの証拠

コメント力 齋藤孝

借りた。日本人にはコメント力が足りない!ってことで、いつも困ってるよ。ちょっと「モテる技術」を連想した。小メモ。 相手がエネルギーをかけたところに注目するべき 他のモノとの差異をみつけるとか。 引用するのもいいね。 ちょっと擬人化してみる 当た…

うつくしい子ども 石田衣良 文春文庫

→あらすじ (アマゾン) むー。これを語るんだったら神戸の児童殺人事件は避けて通れない。これそのもの、思春期ものとしてはかなりの良作だと思います。夜の集会や登校エスカレーターと車椅子の高羽くん等、要所要所のシーンが印象的で綺麗なスナップをのよ…

ペニス 津原泰水 双葉文庫

→ あらすじ(紀伊国屋書店) と、リンクしたものの、粗筋などあってないようなものといっていいでしょう。公園管理人であるところの主人公の幻想と妄想と独白が延々と続きます。現実との境界は極めて曖昧で、一応の謎はあるけど整合性をあわせる気はまったく…

悪夢交渉人 高橋葉介 朝日ソノラマ

主にホラーMで不定期に掲載されてた短編を収録した単行本。表題の「悪夢交渉人」は悪夢を回収する青年が活躍する、十八番のスタイルのもの。悪夢と可愛らしさがない混ぜの最終話や「印度の魔術」あたりが好き。

夢幻紳士 幻想編 高橋葉介 早川書房

〜松の木陰で 黒い幽霊が 笑った〜 →アマゾン 新刊だ新刊だっこんどはラブストーリー (あれれ?) 富豪の御曹司で電波機を埋め込まれた「僕」の周りに黒ずくめの男がまとわりつく。確かに夢幻魔実也なのだが。妄想が妄想を治療する。今回はまさしく「幻想編…

レパントの海戦 塩野七生 新潮文庫

→1570年、オスマントルコはキプロスに侵攻、これを迎え撃つ為にキリスト教国は連合艦隊を結成する。両軍はレパントで激突、「ガレー船による史上最大の戦闘」は、地中海の時代の終焉を告げるものでもあった。。「コンスタンティノープルの陥落」「ロードス島…

阿修羅ガール 舞城王太郎 新潮文庫

最近文庫になった。三島賞受賞作。選評で、誉めてるはずの筒井康隆が「話がおもしろくない」と言ってたのが気になってたんだけど、そんなことはなかった。面白い。 →調布でアイコは金田陽治に恋をする。同じ頃、グルグル魔人は三つ子を殺してバラバラにして…

悪童日記  アゴタ・クリストフ  ハヤカワepi文庫

ぐげ。凄まじい。 ”ぼくらには、きわめて単純なルールがある。(略)ぼくらが記述するのは、あるがままの書物、ぼくらが見たこと、ぼくらが聞いたこと、ぼくらが実行したこと、でなければならない。” →戦争(二次大戦・ハンガリーがモデル)により双子の「ぼ…