まとめ

□まとめ。□ 

1.読書は運動行為。速読訓練は反復トレーニングである。主な内容は目の筋肉トレーニングと文字認識トレーニング。  

2.トレーニングにより読書速度は確実にアップする。ただ、(売り文句のような)超越的な飛躍は常に発揮できるものではない。当然のことながら、条件によりスピードは大きく変動する。


3.自分の結果は、普通の本読みで平均1〜3倍になった。


□読書の正確性、ニーズ、持久力□
私たちは読書のニーズによってスピードや注目点を無意識にコントロールしています。文字列を読む事を全て読書としてしまうことに無理があるのですが、ケースによってスピードも正確性も大きく変化します。ここでの結果は、やはり「粗筋1000字の正確さ」「概要を把握し易い&している物語」「読書時間は10から30分」といった条件での数字であり、つまり文字を追うことに全力を尽くした状態での(悪く言えば文字を追うことのみに汲々とした状態での)最大瞬間風速である事を念頭におく必要があります。
探検と50メートル疾走は別物だよ。
おそらく、何の訓練をしていない人でもこの条件を揃えて短期集中で読書速度を計測してみると、意外と好成績を出せると思います。
○じゃあ、結局、速読ってのは。
速読を文字通り最大発揮できる条件に、上記の3点「軽い」「簡単」「短時間」に加えてもう一つ「一行の幅が短い」(視野を動かす手間が減るから)というのがあって、これら全てを満たすものを探すと、「雑誌の軽いな記事」なんかが一番向いているかと思います。R25とか。
数字を追う時、未読のものを楽しむ時、物語内時間を意識する時、など多少”普通”の読み方をするときは、爆発的なスピードは出ないというのが実感です。(第2回目エントリ参照;速くはなってます。自分は1〜3倍か)
繰り返しになりますが、速読自体は本物でした。読書が運動であると体感したのは発見です。そこに魔法はありませんでしたが、基礎訓練を積むことによって、始めて自転車に乗れた時のような、壁を乗り越えたことを実感する瞬間がありました。地道な訓練の積み重ねが結果になるんですね、と。
そう、あと、途中で投げ出して読み方が崩れたままになってしまうのが一番怖いことだと思いました。

ではまっとうなまとめになったところで
このへんで どっとはらい