(マンガ)白土三平:カムイ伝(第一部)・カムイ外伝(第一部)・忍者武芸帖影丸伝

ちょいちょい集めてたのを小金が入ったのでまとめ買いしました。ほぼ同時期に読んだからみんな1セットでランクイン。白土忍者マンガは痺れます。
密なのはなんといってもカムイ伝。重い。暗い。
前年後期に更新が滞ってるのはカムイ伝(第一部)のせいですよっていっても過言じゃないくらいに。緻密に暗澹です。
途中から妥協できなくなって苦悩してるところがビリビリ伝わってくる。
そしてカムイ外伝(第一部)。カムイの悲愴さは震えますよもう。カムイはアウトローどころじゃないのですよ。助かる道なんかない。たぶん最後は野たれ死に。いくら天才だって死ぬ、って繰り返しは白土マンガの真骨頂ですね。。
カムイ伝に忍者武芸帖ほどの軽快さがあれば、忍者武芸帖にカムイ伝ほどの重厚さがあれば、それは完璧マンガというものではないですか、なんて思うのでした。
あと、忍者武芸帖の抜け忍くのいち・蛍火の存在感オーラは異常。